格安(千円未満)のSSDプランがあるVPS一覧とプラン【さくらVPS・ConoHa VPS・mixhost VPS】比較

格安(千円未満)のSSDプランがあるVPS一覧とプラン【さくらVPS・ConoHa VPS・mixhost VPS】比較のイメージ VPS

SSDを採用しているVPSを契約しようと検討しています。その最中に集めている情報をまとめています。ここでは2020年7月時点のSSDを採用した国内VPSの一覧がわかります。利用予定のOSはUnix系を考えています。

1000円未満のプランがあるSSD VPSの一覧

1000円未満のプランがある、SSDが選べるVPSを一覧にまとめています。料金カウント、データ転送量の上限、インターネット[バックボーンの速度]、初期費用無料、仮想化技術、最安プランがわかります。

さくらのVPS ConoHa VPS mixhost VPS ABLENET VPS WebARENA VPS WebARENA Indigo GMOクラウドVPS KAGOYA CLOUD Open VZ KAGOYA CLOUD KVM
料金カウント 月額 1時間単位 or 月額 年払い 料金カウント 年払い・半年払い 月額 1時間単位 料金カウント 月額 月額 1日単位 料金カウント
データ転送量 無制限 無制限 1TB(継続的に超過する場合は上位プランへ) データ転送量 無制限 制限なし 制限なし データ転送量 無制限 無制限 無制限 データ転送量
インターネット 100Mbps 100Mbps 1Gbps インターネット 200Mbps 100Mbps 100Mbps インターネット 100Mbps 明記なし 明記なし インターネット
初期費用無料 初期費用無料 1500円〜 初期費用無料 4000円〜 初期費用無料
IPv6 1個 17個 なし IPv6 65536個 なし なし IPv6 なし なし なし IPv6
仮想化技術 KVM OpenStack+KVM KVM 仮想化技術 KVM KVM(6G SSDのみVZ) KVM 仮想化技術 KVM Open VZ KVM 仮想化技術
最安プラン月額 512MB SSD25GB585円 512MB SSD25GB月額:620円時間:1.0円 1GB SSD50GB月額:825円相当 最安プラン月額 1.5GB SSD40GB月額:934円相当 1GB SSD20GB月額:360円 1GB SSD20GB月額:349円時間:0.55円 最安プラン月額 1GB SSD50GB月額:780円 1GB(最大2GB) SSD80GB月額:880円 1GB SSD20GB月額:660円 最安プラン月額

1時間単位 or 月額:実利用時間が低い方で料金が確定します。*明記なし:公式サイトの機能ページ等で該当情報を見つけることができませんでした。ひょっとしたら別ページで明記されているかもしれません。*IPv6:契約で配布されるIPv6アドレスの個数です。このアドレスがあれば外部からIPv6でアクセス可能です。

VPSに求める条件

今回はWebサーバー等の利用目的ではありません。データの収集、集計、加工処理を目的としています。使ってみて満足できなかった場合はやめようと思っているのでスケールアップは必要ないです。
スケールアップはサーバーのスペックが足りなくなったとき上位プラン等へ切り替える・変更できる機能です。
【条件1】月額は最大1,000円程度
電気代換算すると6000円でもいいんです。300W電源のデスクトップPCだと1時間あたり約8.1円の電気代です。
1ヶ月(30日)連続運転で5,832円かかる計算になります。

さらに24時間動かしていても熱暴走の心配がありません
PCやノートPCでできる処理なのですが、やっぱり24時間運用となると排熱の問題、電気代の問題、特に心配なのがほこり+熱暴走等による発火ですね。

でも安いプランでコスパの良いVPSを選びたいので最大1,000円程度(Xserverと同額)にしています。

【条件2】ストレージはSSD採用
処理する際、HDDより、SSDの方が圧倒的に高速です。HDDには戻れません。

【条件3】仮想コア数は2以上
レンタルサーバーは高性能なコアを共用して利用しています。VPSは割り当てられた仮想的なコアでOS、Database、処理、全てをまかなう必要があります。仮想的に占有できるメリットはありますがレンタルサーバーと比べてしまうとパフォーマンスはだだ下がりと思っています。
1つのコアでは時間がかかりすぎるかもしれない、2つでも足りない、でもコア数増えると高くなるので妥協しています(笑顔)。
専用で使えるメモリはあればあるだけ速いのは明確な事実です。でもこれもコスト見合いです。1GB〜2GBあたりを狙いたいです。

【条件4】初期費用無料
初期費用は0円、無料がいいです。
ABLENET VPS、GMOクラウドVPSはこの条件にマッチしませんでした。

【条件5】出来ればIPv6対応
VPSを契約すると1つのIPv4アドレスがついてきます。IPv6アドレスも一緒に付与してくれるところもあるようなので、これまでの条件に合えば、IPv6対応のポイントは高いです。

【条件6】データ転送量 200GB/月 以上
データ転送量は無制限?それとも上限ありを選ぶ?
最大で必要となるデータ転送量を想定しています。
・WebAPIでデータを収集する部分があります。1分間に必要な転送容量:2Mbyteと想定しました。
=>2.8Gbyte/日
・加工したデータを別サーバへ配信する必要があります。1時間に100Mbyteを転送する想定にしています。
=>2.4Gbyte/日
161.2Gbyteの転送量が必要です。200GB以上のデータ転送量が可能なVPSを選びたいと思います。
今回ほぼ全てのVPSで転送量無制限が明記されていました。

1000円程度、SSD、仮想コア数2以上、メモリ1GB以上のVPSプランの比較

さくらのVPS、ConoHa VPS、mixhost VPS、WebARENA VPS、WebARENA IndigoのVPSから上記条件にマッチするプランを一覧にしています。

さくらのVPS ConoHa VPS mixhost VPS WebARENA VPS WebARENA Indigo KAGOYA CLOUD Open VZ KAGOYA CLOUD KVM
月額 800円〜 880円 or 時間x1.5円 825円 720円 699円 or 時間x1.1円 880円 979円 月額
仮想コア数 2Core 2Core 2Core 2Core 2Core 3Core 2Core 仮想コア数
メモリ 1GB 1GB 1GB 2GB 2GB 1GB(最大2GB) 2GB メモリ
SSD容量 50GB 100GB 50GB 30GB 40GB 80GB 30GB SSD容量
ポイント IPv6対応お試し2週間 IPv6対応 1Gbpsの高速回線10日間返金補償 ポイント
注意点 お試しなし 年払い、IPv6非対応 お試しなし、IPv6非対応 お試しなし、IPv6非対応 お試しなし、IPv6非対応、インターネット速度非公開 注意点

KAGOYA CLOUDのOpen VZが飛び抜けている感じです。KAGOYA:Open VZとKVMの比較をみて、VPS初心者はKVMを選んだ方が良さそうだと感じています。

どれもいい感じで、比べてみると決定打にかける感じでした。1000円未満で契約できるSSD採用VPSは選択肢多いということがわかりました。

深堀して候補をさらに絞り込みました。データセンターは近め?

BCPを考慮している訳ではありません。ネットワークの距離が物理的に近いところのデータセンターなのか?という視点でチェックしました。
さくらのVPSは北海道(石狩)、大阪、東京から選べます。ただ月額が石狩:800円、大阪:850円、東京:900円と異なります。
ConoHa VPSは、東京、シンガポールが選べます。mixhost VPSは東京のみ。WebARENA VPS/Indigo、KAGOYA CLOUDはよくわかりませんでした。

私は関東圏ですので「東京」と明記してある「さくらのVPS」、「ConoHa VPS」、「mixhost VPS」から選ぶことにしました。

「さくらのVPS」、「ConoHa VPS」、「mixhost VPS」 プランの比較

さくらのVPS ConoHa VPS mixhost VPS
月額 900円 880円 or 時間x1.5円 825円 月額
仮想コア数 2Core 2Core 2Core 仮想コア数
メモリ 1GB 1GB 1GB メモリ
SSD容量 50GB 100GB 50GB SSD容量
リージョン 東京、大阪、石狩 東京、シンガポール 東京 リージョン
ポイント IPv6対応お試し2週間 IPv6対応 1Gbpsの高速回線10日間返金補償 ポイント
注意点 お試しなし 年払い、IPv6非対応 注意点

月額が一番安いのはmmixhost VPSでした。SSDの容量がもっとも多いのは100GBのConoHa VPSです。

性能評価を短期間でする場合、さくらのVPSは「2週間」(無料)、ConoHa VPSは時間単価の実費確定、mixhost VPSは「10日間」(契約を停止した上でサポートに電話連絡後、返金)と言った感じです。さくら以外はクレジット支払いが発生しますね。

各プランのスケールアップ(ワンランク上のプラン)は以下のようになります。個人的にはスケールアップの予定はありません。

さくらのVPS

月額900円2コアメモリ1GBSSD50GB 月額1780円3コアメモリ2GBSSD100GB

ConoHa VPS

月額880円 or 時間x1.5円2コアメモリ1GBSSD100GB 月額1680円 or 時間x3.0円3コアメモリ2GBSSD100GB

mixhost VPS

月額825円2コアメモリ1GBSSD50GB転送量目安1TB 月額1632円3コアメモリ2GBSSD80GB転送量目安2TB

「さくらのVPS」、「ConoHa VPS」、「mixhost VPS」 特徴の比較

「さくらのVPS」、「ConoHa VPS」、「mixhost VPS」 各公式に記載されている特徴を比較しています。

さくらのVPS ConoHa VPS mixhost VPS
特徴 コントロールパネルローカルネットワークOSラインナップスタートアップスクリプトパケットフィルタ機能豊富なSSDプラン安心の運用体制ハイブリッド接続スケールアップ追加ストレージ(NFS) 簡単に使える超高速VPS直感的に使えるコントロールパネル種類豊富なテンプレートKUSANAGI簡単導入ゲームのマルチプレイがすぐに楽しめるSSD標準、超高速VPS迅速なスケールスマホアプリでより簡単に 最高のパフォーマンス高速ネットワークDDoS攻撃保護コントロールパネル隠れた料金なし豊富なOSラインナップ稼働率99.99%保証簡単スケールアップ 特徴

さくらのVPSとConoHa VPSはKUSANAGI環境のテンプレートが用意されています。最速Wordpress基準の場合、さくらのVPSとConoHa VPSから選ぶのが良さそうです

「高速」であることを特徴に入れ込んでいるのは「ConoHa VPS」、「mixhost VPS」です。今回この2つに絞り込みました。

「ConoHa VPS」はIPv6アドレスを利用することができます。SSD容量100GBですが、ネットワークは100Mbpsです。

「mixhost VPS」は2020年1月に開始した比較的新しいサービスで、Intel Xeon採用、高速なピュアSSD RAID10構成と言ったハードウェア面の充実が伺えます。
SSD容量50GBです。ネットワークは1Gbpsです。

「ConoHa VPS」と「mixhost VPS」どっちがいい?ピュアSSDのmixhost VPSに決めました。

メモリはどちらも1GBプランで考えています。通常スワップファイルと呼ばれるストレージ上の領域をメモリとして扱う機能があります。ストレージ性能が重要になってくることからmixhost VPSを選びました。

=>mixhostのVPS

まとめ

初めはAWSデビュー、Google Cloudも検討しましたが、VPSの方が断然お得でした。
2020年7月2日時点でレンタルしているレンタルサーバーはさくらとXserverです。どちらもSSD容量がたっぷり+速いので満足しています。

さらにVPSを契約するかと思い立ったのは、計画的な移行のためです。

スケジュールでWeb APIでデータを集め、集計、加工というような処理を行なっています。現在この処理がレンタルサーバーに密接しすぎているため、新しいサーバーへ簡単に移行できない要因の一つになっています。またスケジュール[Cron]で実行する関係で実行する間隔が空いてしまいます。

VPS側で24時間365日処理を行いつつ、加工済みデータを各レンタルサーバーへ配信すればいいのでは?と考えました。

さくらInternetのレンタルサーバーで動作させるCronは登録できるスケジュールに制限があります。実行時間の制限はありません。
Xserverのレンタルサーバーで動作させるCronは登録できるスケジュールの制限はありません。実行時間の制限(CPU利用時間30秒/回)があります。CPU利用時間が30秒なので例えば、Web APIへ要求して、応答が返ってくるまでの間はCPUを使っていないので秒数は増えません。集計や加工がない状態ならCPU利用時間30秒は結構余裕がある数値です。

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