さくらインターネットのレンタルサーバー(スタンダード)契約しています。sshでログインし、作業することがあります。扱っているソースコード(UTF-8)やログ(UTF-8)の中には全角文字列が含まれることがあります。
この全角文字はcatでは表示できるけど、less、viでは文字化けを起こします。
- ⭕️ cat ログファイル
- ❌ less ログファイル →全角文字列が化ける
- ❌ vi ログファイル →全角文字列が化ける
扱っている文字コードはUTF-8だと想定しています。EUCやSJISなど他の文字コードファイルを扱う際は、UTF-8の部分を変更してくださいね。
lessの文字化けは環境変数で直せます
setenv LESSCHARSET UTF-8
lessコマンドが参照するLESSCHARSETに文字コードを指定します。これでlessの文字化けは直ります。
viは面倒なのでvimにする
viコマンドはどちらかというとASCIIコード圏向けです。日本語表示も可能ですがその道筋はお気楽ではありません。vimコマンドはviライクの高性能版です。こちらはお気楽に直すことができます。どちらもさくらインターネットのスタンダードで利用することができます。
vimの文字化けは設定ファイルで直せます
「vi ~/.vimrc」でvimの設定ファイルを作成、または更新します。
:set encoding=utf-8
と打ち込んで、:wqでファイルを保存します。
vim ログファイルで文字化けしないことが確認できます。
ログインしたら自動的に適用する
シェルの設定ファイルを編集します。ログインで自動的に適用できます。
vi ~/.cshrc
shift+gキーで一番最後にジャンプします。oキーで追加編集状態にできます。
setenv LESSCHARSET UTF-8
alias vi vim
以上を追加できたら:wqで保存、終了します。
aliasすることでviと打ち込んでもvimが起動します。
まとめ:いつもはFTPでやり取りしています。viは緊急用です
全角文字列は文字化けすることなく表示、編集できるようになりました。
- ⭕️ cat ログファイル
- ⭕️ less ログファイル
- ⭕️ vi ログファイル
ログの確認でlessは常用するので、LESSCHARSETは必須です。
ソースコードの編集はアップロード対応を基本としています。そのため、viの文字化け対応は必要ないかも。
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